家族カードとは、申込者本人の家族(親や18歳以上の子供、配偶者など)がそれぞれ1枚ずつ持つことができるクレジットカードです。
具体的に言うと、例えば仕事に従事している夫、専業主婦の妻、そして20歳の子供からなる3人家族がいるとしましょう。この場合なら、たとえば夫が申込者本人となって「本人カード」を発行でき、妻と子供にもそれぞれ「家族カード」を発行することができます。入会時の審査は申込者が受けることになります。
家族カードには以下のようなメリットがあります。
- 学生や専業主婦でもクレジットカードが持てる
- 年会費が普通に申し込むより安い
- 付帯サービスは普通カードと同じ
- ポイントがためやすい
- 口座1つで利用可能
- 家族でカードに関する情報を共有できる
学生や専業主婦の方がクレジットカードが必要な場合も、家族カードなら簡単な手続きでクレジットカードを発行することが可能です。本来持つことができないようなカードについても、家族カードとしてなら保有することができます。
本人カードは通常の年会費ですが、家族カードは無料、あるいは半額といったほとんどのカードで減額サービスが実施されています。特にゴールドカードやダイナースクラブカード、アメックスカードなどの年会費が割高なクレジットカードでさえも、家族カードとして作成するとこの法則が適用されますので、家族で複数枚作成する場合には個人カードを複数枚作るよりはるかにお得です。参考までに、JCBゴールドカードの場合は家族1人分までは無料になり、ゴールドカードを無料で取得できることになります!
家族カードにも本人カード同様付帯サービスがついてきます。例えば付帯保険やポイントサービス、割引制度など利用価値のあるサービスが家族カードでも問題なく利用できます。旅行保険などは一人一人に家族カードを持たせておくことで家族全員が保険の対象となりますし、専業主婦の方がショッピングで割引可能なカードを使うこともできます。
家族カードにもポイントサービスが適用され、たまったポイントは本人カードのポイントとして請求時に加算されます。そのため、本人のみで利用するより効率よくポイントをためることができます。マイレージをためたい方も同様のことが言えます。
(一部ポイントを共有できないカードもありますので、利用する際は事前に確認してください。)
家族カードで利用した分の支払も、申込者本人の口座からすべて引き落とされます。わざわざ複数の口座を用意する必要もなく、また利用明細から家計が把握しやすいという見方もできます。
家族ならそのカードの利用方法や便利な使い方といった情報交換も割と伝達しやすいでしょうし、話題になりやすいかもしれません。同じ種類のカードを保有すれば管理もしやすいですし、またステータスの高いカードならば、それを家族で各自持てるというのも魅力を感じます。
一方でデメリットをあげると、
- 利用限度枠が本人カードの額内のみ(一部)
- キャッシングなど一部の機能が使えない場合がある
- 利用明細がひとつになる
カードの種類にもよりますが、本人カードと同様の限度枠で利用できるカードもあれば、一方で本人カードの限度枠を振り分けて使わなければならないカードもあります。例えば本人カードの利用枠が50万円だったら、本人カード、家族カード合わせて50万円の利用枠をそれぞれ振り分けて使うことになります。つまり、50万円という利用枠を1枚で占有することはできません。
また利用明細が一つになることはメリットの方でも取り上げましたが、一人一人の明細が筒抜けになってしまうため、逆にデメリットと考える方もいるかもしれません。
家族カードには以上のような特徴があります。年会費が格安で同じサービスを受けることができること、ポイントがためやすいことなどを考慮すると、基本的に家族カードを作成することはおすすめです。細かいサービスの制限がされている場合はありますが、基本的なサービスは年会費が安いからといって機能が低下するわけではないので、申込者本人以外の家族の方にクレジットカードを持たせたい場合には同時に家族カードも作成しましょう。